東京ボード工業は東京都江東区木場から新木場へと昭和59年3月に移転をしました。
かつては新木場界隈の合板工場や製材所から発生する副産物を原材料に使用していましたが、平成3年頃から、新木場やその周辺から木材を取り扱う会社が減るにつれ、原材料の確保が難しくなっていきました。また、当時は建設現場やその周辺では型枠合板が野焼きされていました。そこで、もったいないと私達が着目したのが木質廃棄物です。
しかし、木質廃棄物を使用するにあたっては、さまざまな問題がありました。
異物の混入・接着不良・品質の不安定…これらをすべて解決し、平成3年に産業廃棄物と一般廃棄物の処理許可を新木場リサイクリング工場にて取得し、日本で初めて木質廃棄物をほぼ100%原材料とした一貫型工場にて、パーティクルボード「E・V・Aボード」を生産することに成功しました。
「E・V・Aボード」はリサイクル&エコロジーを具現化した当社の主力製品です。
18MR1(M)タイプ(建築用) | 13REG(U)タイプ(家具・木工用) | ||
密度g/cm3 | 0.40〜0.90 | 0.40〜0.90 | |
含水率% | 5〜13 | 5〜13 | |
曲げ強さ(N/mm2) |
縦方向 | 18.0以上 | 13.0以上 |
横方向 | |||
湿潤時曲げ強さ(N/mm2) |
縦方向 | 9.0以上 | - |
横方向 | |||
吸水厚さ膨張率% | 12以下 | - | |
剥離強さ(N/mm2) | 0.3以上 | 0.2以上 | |
木ねじ保持力N | 500以上 | 400以上 | |
ホルムアルデヒド放散量 | F☆☆☆☆ | F☆☆☆☆ | |
曲げヤング係数(N/mm2)※参考値 | 横方向3,000以上 | 横方向2,500以上 |
※木ねじ保持力は厚さ15mm以上の製品に適応します。
PEFC−CoCとは?
PEFC−CoC(Chain of Custody)とは、製造・加工・流通過程における認証制度です。PEFC認証された原材料が最終製品となるまでの全工程の供給連鎖が適切に管理され、製品の追跡を可能とし、環境に配慮した木材製品が製造・流通していることを証明します。
弊社のパーティクルボード[E・V・Aボード®]は、「PEFC−CoC」製品の認証を受けております。
森林外樹木産原材料(国によって林地と定めた区域外に生育する樹木:街路樹の剪定材や公園から伐採した樹木等)の処分を当社に依頼するお客様はこちらの宣言書への同意が必要です。