「SDGs(エスディージーズ)」は、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、2001年に策定された「MDGs(ミレニアム開発目標)」の後継プログラムとして2015年9月に国連で開かれたサミットにて採択された国際社会全体が取り組むべき共通の目標です。
持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さないことを提唱されています。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組む普遍的な目標であり、日本でもここ数年において積極的に取り組まれています。
東京ボード工業では、平成3年よりより廃木材のリサイクル事業を中軸にそれより波及する流通事業や環境保全活動を実施・継続しており、SDGs活動を推進しています。
また「地球温暖化対策の改善事業」として燃やされてしまう廃木材をパーティクルボードにマテリアルリサイクルし、”CO2の排出量削減”を最大限に努力しています。
東京ボード工業では「マテリアルリサイクル」を実践し、「カスケードリサイクル」及び「クローズドループリサイクル」の両立を遂行しています。 当社のマテリアルリサイクルは「カスケードリサイクル」と「クローズドループリサイクル」を両立する可逆的なマテリアルサイクルであり、新たに投入される天然資源消費量の削減、さらに環境負荷物質排出量の低減、廃棄物の削減が図られることから、オープンループリサイクルよりも持続可能性(サステナビリティー)に優れています。
※マテリアルリサイクルとはマテリアル(物)からマテリアル(物)へと再利用(リサイクル)することをいいます。
貨物自動車の稼働動向と課題を整理し、動脈物流(製品配送)と静脈物流(廃棄物運搬)の共同化を図ると同時に空荷輸送の削減を実施。その結果、運輸効率の向上効果として、運搬時の使用燃料やCO2の排出の大幅削減と運輸コストの低減を実践しています。
新木場は、往事には日本国内の大半の木材卸商が店を置く材木市場であり、かつて昭和50年頃に長者番付3年連続日本一に輝いた材木豪商の「ハセマン」こと長谷川萬治氏の所以の地となっております。
当社は木材業への崇敬として、自然(生物多様性)から得られる食料や水、安定した気候など、人々の暮らしを支え経済活動の基盤となる「生態系サービス」の持続のため、“法人の森”への加盟・参加し森林整備の参画を行っております。
また日本の国内外でクリーン活動を実施するNPO法人海さくらの古澤代表の「海のゴミは川から、川のゴミは街から、街のゴミは人の心が作りだす」に共感し、水彩都市江東区の豊かな自然を取り戻すため、深川海さくらのゴミ拾い活動に参加・協賛しています。
環境マネジメントシステムの規格である「ISO14001」の規格書序文には「持続可能性の“環境の柱”に寄与する」とあり「持続可能な開発」を目的としています。
SDGsの企業行動指針である「SDGコンパス」は、GRI(グローバル・リポーティング・イニシアティブ)、国連グローバル・コンパクト、WBCSD(持続可能な開発のための世界経済人会議)の3者が共同で作成したもので、当社は整合性のある双方の連動を推進しています。
また埼玉工場及び系列企業の横浜エコロジーでは、環境省が策定する日本独自の環境マネジメントシステムとなる「エコアクション21(EMS)」を導入し、環境保全へのマルチアプローチを実践しています。
当社の「ISO14001」及び「PEFC-CoC」の認証取得
当社が推進する「ISO14001の設定目標」
※新木場リサイクリング工場及び本社で認証を取得しています。
東京ボード工業では世界的環境先進国のスウェーデンにある規格や制度を考査し、パーティクルボード(E・V・Aボード)を同国内にあるスウェーデン環境管理評議会のタイプⅢ環境ラベルの認証プログラム「EPD(環境製品宣言)」の第三者審査を受け登録し公開しています。
尚、当社は2004年5月に国内の木材廃棄物加工業界としては最初(EPD登録全体としては、酒造メーカー、ICデータベース管理業、石油化学製品製造販売業、海外向け電線製造販売業についで5番目)の登録企業となります。
また同製品は日本で代表的な森林認証プログラムである「PEFC(森林認証プログラム)」において、リサイクル材を原材料として一定の割合以上使用していることを第三者認証するPEFC -CoCの認証を受けており、自然環境を最大限に熟慮・考察した木製製品の製造・流通を担っています。
※スウェーデン環境管理評議会とはスウェーデン環境省、スウェーデン産業連盟、スウェーデン市町村連合の共同所有会社によって組織された団体です。
※タイプⅢ環境ラベルとは 製品やサービスのライフサイクル全体の環境負荷を、LCA (ライフサイクルアセスメント) の手法で定量的に算出し、 データでトータルに環境負荷を把握する環境ラベルです。なお、LCAの検証者は、ISO 14025によって独立性を求められており、信頼性が高い環境ラベルになります。
※EPDの認証は新木場リサイクリング工場の18Mタイプパーティクルボードです。
※PEFC-CoCの認証(パーティクルボード、木材チップ)は本社、新木場リサイクリング工場、佐倉工場で受けています。
(出典:出典:スウェーデン環境管理評議会(EPD)公式サイト)
(出典:国際森林制度(SGEC/PEFCジャパン)公式サイト)